特定の場面ではバレてしまうリスクがある

生活保護を受給しているということは、とても重要な個人情報です。なので、できるだけ他人には知られたくないものであり、他人には隠しておきたい情報でもあります。
生活保護を受給していることは、普段の生活で気付かれることは、まずありません。
しかし例外的に生活保護を受給していることが、隠そうとしていてもバレてしまう場面があります。
生活保護がバレてしまうリスクのある場面には以下のものがあります。

  • 就職
  • 病院
  • 子供の学校行事

意外なものも含まれていますが、それぞれバレやすい理由がありますので解説していきます。

①就職

就職すると社会保険に加入することになります。このときの手続きの際に会社から国民健康保険の提出を求められます。
しかし生活保護を受給していると国民健康保険には加入できないため、保険証を所有しておらず、提出することができません。
国民健康保険に未加入であることの理由には生活保護受給者以外にも「経済的理由」「手続きが面倒」などの理由があります。そのためどうしてもバレたくない場合は嘘の理由を言えば隠し通せるのですが、理由次第では相手に悪い印象を与えたり、余計な追及を生んでしまうデメリットもあります。

②病院

生活保護受給者は病院で診察を受ける際、窓口で保険証ではなく福祉事務所から発行された医療券を提出します。
このとき周りに医療券を提出しているところが見られてしまう危険があります。また近所の病院では窓口スタッフに知り合いがいる危険性も生じます。
このようなリスクがあるため、病院は生活保護がバレる危険度が高い場所になっています。
病院でのバレることに不安がある場合は、受付や会計が電子化されている病院を選ぶという手もあります。

③子供の学校行事

修学旅行など学校行事では健康保険証のコピーの提出を求められます。しかし生活保護を受給していると健康保険には未加入の状態になっています。
このとき受給者が提出するものは、保険証の代わりになる「生活保護の受給証」という書類です。
子供は生活保護という制度がよく分からない場合も多いため、気にせず生活保護の受給証をほかの子供に見せてしまう場合があります。
このようなことは、場合によってはイジメの対象に発展する可能性もありますので事前に子供に生活保護の受給証は絶対ほかの人に見せないように事情を説明しておきましょう。

生活保護がバレやすい場面を紹介しました。それぞれの場面は事前に対策方法を考えておくと、バレる可能性を最小限にすることができるので、普段からしっかり対策を施しておきましょう。

まとめ
あらかじめ露見しやすい場面を把握して対策を講じていくことで、生活保護の受給が第三者に知られるリスクを減らすことが可能です。