自立支援センターは生活困窮者や住所不定者の自立を支援するための施設です。主に東京や大阪、名古屋といった生活困窮者や住所不定者が多く集まる大都市を中心に設置されています。

宿泊場所や入浴場など生活に必要な物を提供することと就労による自立のためのサポートを中心とした業務を行っています。
また食事も1日3食提供されるため、自立支援センターでは最低限の人間的かつ健康的な生活が保障されます。
その他にも治療が必要な病気やケガがある場合は医療費や通院費用なども支給してもらえます。

退所時にも就労支度金や住宅費用、家具費用の一部が支給されますので経済的な理由でも自立を後押ししてもらえます。

このように手厚い支援を受けられるのですが、その代わりルールも守る必要があります。ルールには外出可能時間や飲酒や金銭の貸し借りなどがあり、守れない場合は退所をなどの罰則を受けます。
また働く気や仕事を探す気が見られない場合も退所を求められます。

自立支援センターでのサービスを希望される場合は管理している自治体の福祉事務所に相談することになります。相談の結果支援対象条件に満たされていたら支援が受けられます。

自立支援センターのメリット
住居や食事、就労を前提とした自立支援など各種サポートを受けることができます。
自立支援センターのデメリット
外出可能時間(門限)などのハウスルールがあり、守れない場合は入所期間にかかわらず退所を求められるため、共同生活などでの規則に順応する必要があります。
自立支援センターのサービスが受けられるかどうか、最寄りの福祉事務所に問い合わせてみましょう。