生活保護受給者にとって大きな問題のひとつに部屋探しがあります。保証人の問題や家賃の上限金額など生活保護受給者には部屋探しに大きなハードルがありますが、入居できる物件は沢山あります。生活保護受給者でも入居できる部屋探しの方法を紹介します。

生活保護受給者が部屋探しをする上での2つのハードル

生活保護受給者が部屋探しをする上で「保証」と「家賃の上限金額」が大きなハードルになります。

保証

賃貸物件の契約の際には保証として連帯保証人や家賃保証会社の同意が必要になります。
しかし生活保護受給者の場合は連帯保証人を付けることができません。なぜなら連帯保証人になれる人がいる場合、その人から直接援助してもらえばよいので生活保護が必要ないと判断されるからです。
そのため生活保護受給者が賃貸契約をするためには家賃保証会社を利用する必要があるのです。

家賃の上限金額

生活保護受給者が受けられる住宅扶助には上限金額があります。もっとも高額な東京都の場合でも単身者の場合月額約5万円ですので、契約できる住宅の選択肢もこの金額の範囲内になります。

部屋探しの前に「生活保護受給証明書」を取得する

部屋探しを始める前にまず福祉事務所で「生活保護受給証明書」を取得しておきましょう。またすでに受給されている状態で転居される場合には福祉事務所の許可が必要になりますので、事前に許可を取っておきましょう。

生活保護受給証明書が無いと不動産会社も審査が出来ないため、物件探しの際には必ず準備し、携行するようにしましょう。

部屋探しは不動産会社を利用する

生活保護受給者の部屋探しも通常の部屋探しと同様、不動産会社を利用します。ですが生活保護受給者の部屋探しの場合、貸主や家賃保証会社の審査の面で通常の部屋探しよりも厳しい場合も多いです。
そのため賃貸契約するためには不動産会社による交渉の力を借りる必要があります。なので信頼でき、頼りになる不動産会社を見つけることが重要になります。
そして不動産会社に相談する際には、嘘はつかず、正直に現状をすべて話すようにしましょう。