まず生活保護を受けられる場合の基本的な条件には「働くことができない」「財産がない」「頼りにできる人がいない」というものがあります。
しかしこれらの条件を満たしている方でも生活保護を受けられない事例が見られます。代表的な例を紹介していきます。
「探せば仕事が見つかる場合」
働くことができないから生活保護を受ける場合、病気やケガなどによって働けないことやシングルマザーの育児など仕事に制限がかかるなどの理由が条件になります。
そのため現在無職の場合でも探せば仕事が見つかり、働ける場合は生活保護は受けられません。
「貯金や不動産、生命保険、自動車などを保有している」
財産は現金だけではなく貯金や不動産、生命保険、自動車などの資産も含まれています。これらの現金化することができる資産を保有している場合は受けられません。
ただし自動車や不動産は生活するうえで欠かせない場合に限り、例外が認められる場合もあります。
「扶養義務がある親族がいる」
親や兄弟など扶養義務がある親族がいる場合は生活保護を受けることはできません。しかし親族との関係が悪化している理由の正当性や頼りにできない理由がある場合は生活保護を受けられる場合もあります。
まとめ
生活保護を受けられない場合に多い事例を紹介しました。生活保護は保護費を受け取らないと生活ができない方のための制度です。
そのため受給するためには「働くことができない」「財産がない」「頼りにできる人がいない」といった条件にも厳しい審査基準があります。