2020年に世界を襲った新型コロナウィルスの影響により、経営を継続することが難しく倒産してしまった会社がいくつもあります。今回インタビューに応じてくれたTさんが勤めていた会社も、営業を継続できなくなり倒産してしまった会社の一つです。高校を卒業後、20年以上飲食業一本で仕事をしてきたTさんにとって、会社の倒産はあまりにもダメージが大きく、どうしていいのか分からない状況でした。頭では転職活動をしなくてはいけないと感じつつ、コロナ禍では経験を活かせる飲食業界への転職はかなり厳しく、行き場がなく一人ではどうしようもなくなってしまいました。そこで出逢ったのが”リライフネット”でした。今回はすべてを失ってしまったTさんの壮絶な体験とどう再起していったのかサポートの詳細について紹介していきます。ぜひ最後までお読みください。

1.明日への不安に怯えながら、やっと見つけた希望の光

では、まず会社が倒産してどんな状況に陥り、どうやってリライフネットを見つけることができたのでしょうか。

質問:倒産を受けて生活は一変しましたか?

はい。いきなりの倒産で明日からどう生活費を稼いでいくのか、毎日不安を抱え怯えながら生活していました。元々勤めていた会社の社員寮に住んでいたのですが、立ち退きを命じられ最初は友人のお宅に頼ったりもしました。しかし長く身を寄せられずはずもなく、最低限の荷物と共にネットカフェを利用しました。

質問:リライフネットはどこで見つけたのですか?

ネットカフェでは、ありがたいことにパソコンを使うことができたので色々と検索をしました。これからの生活を養っていくために「頼れるところはないのか…。」「まずは仕事を見つけて、収入を得たい…。」そんな気持ちで一心不乱に情報を集めました。そこで見つけたのがリライフネットさんでした。派遣切りに合った方や生活保護を受給している方、母子家庭の方、ネットカフェ難民やホームレス状態の方などの一般に住宅を確保するのが困難な方向けに住居を提供する事業を展開していると知り、藁にもすがる思いで勇気を出して問い合わせました。

2.無償で親身にサポートしてくれる

リライフネットを見つけることができたTさんですが、他にも候補はあったようです。その中でもなぜリライフネットを選んだのでしょうか。

質問:なぜリライフネットに相談しようと思ったのか、決め手はありましたか?

ネットカフェで検索していると、生活困窮者向けのサービスをいくつか見つけることができました。ただ、私がリライフネットさんを選んだのは「悩み事を共に解決しましょう。」というホームページの言葉が目に留まり、まずは問い合わせてから信用できるのか判断したいと思えたからです。問い合わせ先も分かりやすく記載してあったので「自分のような状況の人間でも親身になってサポートしてくれるのではないか」という期待感が持てたことが大きな決め手になりました。

3.相談から入居、社会復帰支援も手厚い

リライフネットを見つけられたTさんですが、実際にどのようなサポートを受けることができたのでしょうか。

質問:どのようなサポートが受けられましたか?

リライフネットさんに問い合わせをしたら、早速面談の案内を受けました。いよいよ前に進むことができると、安堵した気持ちは今でも忘れられません。面談では現況の相談から始まり、具体的な解決策を提案してくれました。これだけでもありがたかったのですが、申請を行うための段取りや住居サポートなども手厚く対応してくれました。特に、入居時の初期備品の取り揃え、入居後の保護申請、福祉事務所ケースワーカーとの対応にも双方から協力してくださり、あくまで私が無理をしなくても社会復帰ができるように支援をしてくださったのは、本当にありがたかったです。

4.不安やストレスを感じず、自然とお世話になりたいと思えた

手厚いサポートを受けていたTさんですが、サポート中はリライフネットにどんな感情や思いを感じていたのでしょうか。

質問:最初に相談したときの印象、対応は?

今思うと最初から最後まで、背中を押してもらっていたなと感じます。まず最初の面談時には、本当に信用していいのか…という不安を抱えていましたが、マンツーマンで親身に話を聞いてくれて、今の状況を変えていくために、何が必要なのか一緒に考えてくれました。例えば、私はこれまで物件を借りるとなると家賃は全額自己負担になるのが当然のことで避けられず、そのためお金のない私は賃貸物件はもう入居できないのだと思っていました。しかし福祉制度の扶助範囲内であれば、福祉制度からほぼ全額家賃が出るので個人負担はほとんどないことなど、今まで知らなかったことを詳しく説明してくれたことで視界がパッと明るくなり、面談を受けている間に自然とお世話になりたいと思えました。そしてそこまでアドバイスして下さったのにもかかわらず無理に入居を推し進めるのではなく、あくまで現況からアプローチしていける解決策を提示してくれたので不安やストレスも全くなく、自然と安心でき、ぜひお世話になりたいという気持ちになれました。相談から入居後まで本当に親切なサポートだったなと思います。

5.社会復帰に向けたきめ細かいサポート

入居が決まってから、社会復帰に向けたサポートも手厚かったようです。

質問:実際にサポートを受けてどのような生活を送ったか

入居が決まり一安心した後も、生活保護の受給がしっかりスタートするまで食料のサポートをしてくれました。また、何かあった時の連絡先の窓口になってくれたり、就労がなかなか決まらず焦りや不安が募る中、就労支援とは別に提携事業者を紹介してくれました。一般的な不動産会社とは異なり、私の今後を第一に考えて就労を急かすような対応が全くなかったのが私には合っていて、リライフネットさんにして本当に正解だったと思いました。心理的ストレスを感じることなく、社会復帰に向けて進むことができました。

6.希望が合わなくても、再面談を実施してくれた

なかなか希望の住居が合わなかったり、仕事先に定着できないことも珍しくありません。Tさんはどうだったのでしょうか?

質問:2回目の再面談をやったそうですね?

はい。住居も決まり、就職先も決定したのですが、実際に働いてみると慣れない仕事で疲労がたまってしまったのか、仕事の失敗が続いてしまいました。せっかく決まった仕事でしたが、人間関係も上手くいかないこともあって1カ月という短い期間で退職することになってしまいました。案内して頂いていた住居には継続して住んでいたので、入居者としてリライフネットさんに連絡をとってみると、すぐに時間を作って再面談を実施してくれました。その当時の状況を正直に伝え、仕事の相談や悩み事、今後についてもゆっくり親身になって話をきいてくれたので本当に気持ちが楽になったのを覚えています。

7.入居前から誠実で比較検討もさせてくれた

サポートを受ける前から、Tさんはリライフネットは誠実だと感じたシーンがあったようです。

質問:他のサービスとの違いはありましたか?

手持ちのお金も残り少なく、早くサポート先を決めたい気持ちでしたが、慎重に焦ってもいけない!と思っていたので、面談時のスタッフさんの対応などはチェックしていました。

それ以前にも他の施設やサポートにも問い合わせていましたが、自社のサービスの良さをアピールするばかりで、仕事の相談をゆっくりと聞いてくれるサービスがなく不満を感じました。中には「悩んでいる余裕なんてないんだから、とにかくうちに決めましょう!」といった高圧的な態度で判断を急かされることもあったので、こんなところを信じていいのだろうか…と不安を抱いてしまいました。その点、リライフネットさんは面談時には「今ここで決め無くても大丈夫。比較検討してください」といった利用者目線の対応をしてくださったので、他の団体とは違い私の気持ちを尊重してくれる誠実さを感じました。

8.新しい自分になって社会復帰できた

サポートを受けつつ、社会復帰を目指し続けたTさん。その後はどうなったのでしょうか。

質問:以前と比べ、今の生活に変化はありましたか?

おかげさまで、生活保護からもうすぐ抜け出せそうです。生活保護の受給をして身分証などの生活インフラを整えるサポートをしてくれたことで、心身の健康を取り戻せました。また、再面談した経緯などはありましたが、就労や職業訓練、資格取得などの相談にも乗ってくれたので、今回のような急な倒産で仕事を失ったとしても自分で仕事先を見つけていけるようなスキルを身に付けられました。今までとは違う業界で勤務していますが、新しい形での社会復帰を後押ししてくれたことに本当に感謝しかありません。今の目標は、もっと経験を積んでスキルを磨いて、今の職場で昇給昇格を目指したり仕事の幅を広げていければと考えています。

9.住居の相談はリライフネットへ

今回はコロナをきっかけに職を失い途方に暮れていたTさんが、住宅を確保するのが困難な方向けたサービスを利用し社会復帰を目指した体験談を紹介しました。Tさんに関してはコロナがきっかけでしたが、いつどんな理由で今の職を手放すかは誰にも分かりません。ましてや今までのスキルを活かすことが難しくなってしまうと、年齢によっては新しい業界に飛び込んでもすぐに離職してしまうリスクもあるでしょう。Tさんは手厚いサポートを受けられたことで社会復帰に向けて、前向きに前進されていらっしゃいます。もしも、これをお読みになっている方や身近な方がかつてのTさんと同じように職を失い行き場がなく、一人ではどうしようもなくなっていたら、まずは問い合わせからしてみませんか?現状の話を聞いてもらいつつ、今後についていろいろと提案してくれます。何かの気づきに繋がるかもしれません。ぜひ問い合わせをお待ちしております。